特別展「ECHOES OF ART~オマージュ北斎2」開催中
作家略歴:Tomita Shinsuke 1980年 愛知県生まれ 2004年 金沢美術工芸大学美術科油画専攻卒業 2008年 イタリア・ボローニャ国際絵本原画展 入選 2017年 月刊美術〈美術新人賞デビュー2017〉 入選/同、2025年 奨励賞/2026年 入選 2021年 個展「貝の声」 ヒロマート・ギャラリー(東京) 2022年 個展「鳥と魚」 ヒロマート・ギャラリー 2023年 第21回南島原市セミナリヨ現代版画展 南島原市長賞/同、2025年 読売新聞西部本社賞 2024年 Turning Point - New works by 8 artists ヒロマート・ギャラリー 2025年 個展「寓話」 Otto studio 1975(富山)
ステートメント 私が制作に用いる腐蝕銅版画は、こつこつと線描・点描を積み重ねることにより複雑で密度のある描画ができるため、納得のいくまで描き切ることができます。その一方で、遊びの要素としてふいに手すさびの形を加えることや、はたまた制作過程で思いも寄らない腐蝕の跡が画面に現れることも多々あります。ある程度であれば、その痕跡を取り除くこともできるのですが、銅版に刻まれた意図しない腐蝕の形が、主観的に「描こう」と思うイメージを大幅に損ねるものでなければ、積極的に画面に取り入れてみることにしています。ただ、例えば、シミや傷のようなまま、画面の表情として風合いのように生かすのではなく、具体的な何かになるように、何かわからないままなりにマチエールや描写を加えていきます。すると、「描きたい」ことだけでなく、「描ける」ことも画面に加わり、自分の癖やこだわりや譲れないといった箱庭の範囲から少しはみ出したものも、理解はできなくとも許容はできるようになると実感しています。そして、銅版画は、版にインクを詰めてプレス機で摺り上げるまで、正確な図像を見ることができません。印刷後、版から紙をめくってみて、初めて「描いた」イメージに出会うのが制作の醍醐味でもあります。もちろん作品は摺り上げた紙ですが、手を動かしながら思考を巡らせる場としての銅版そのものにも重きを置いています。
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