「月刊美術プラス」は11月1日にフルリニューアルしました。
作家略歴:Inoue Mayuko 1991年 北海道旭川生まれ 2012年 武蔵野美術大学造形学部油絵学科油絵専攻入学 2016年 FACE2016 入選 2018年 武蔵野美術大学造形研究科修士課程美術専攻油絵コース修了 佐藤国際文化育英財団 26期奨学生 一般財団法人神山財団 3期奨学生 2025年 月刊美術デビュー展 入選
ステートメント 大きな自然・循環と人々の生活、聖と俗、日常と非日常、虚と実の間のジレンマやジレンマを抱くことへの肯定をテーマに、心象風景のようなものを描いています。 自然や生死などの循環は人間にとって圧倒的に強者で、コントロールができないものです。 人々はそれに翻弄されつつ、自らも自然の一部として恩恵を受けながら生活しています。 そんな人々の日々の生活、つまり日常は、生命を持続させるために「ごはんを食べる・ご飯を食べるために働く・睡眠をとる」が基本になっています。 その日常の暮らしの中で、非日常にあこがれたり非日常を体験するために行動することが、人間らしく、そういった人々の総体をイメージすると切ない気持ちやいとおしい気持ちになります。 また、人と人との間で起こるすれ違いにも関心があります。 人の記憶やコミュニケーションにおいては特に虚実が曖昧なことが多く、それを念頭に置くことが大事だと思いますし、そのこと自体がとても面白いことだと感じています。 価値観という点では、聖なるもの(純粋なもの、正義、真理)と俗的なもの(物質的欲求、権力)についてひっかかりがあります。 これらはしばしば対立する概念と捉えられますが、すべてのものに両方の要素が含まれていると感じられますし、それを発見し許容するような作品を作りたいと考えています。
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