YUH TAKUNO《HOKUSAI 4.0》
¥550,000 税込
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サイズ 50M(116.7 × 72.7cm)
素材 キャンバス・アクリル
2024年制作
【ペインター・YUH TAKUNOが『富嶽三十六景 駿州江尻』をオマージュ】
どの北斎作品も構図や細部まで魅力的ですが、その中でもシリーズ化され多様な表現が展開されている冨嶽三十六景から最も印象に残っている三作品を選定しました。
《HOKUSAI 4.0》は、『冨嶽三十六景 駿州江尻』の作品全体から巻き起こる「風の描写」にとても惹かれオマージュ元作品として選定しました。草原が揺らいでいる様子を絵の具の凹凸ある質感を用いて勢いよく表現した、実験的な作品です。
【「抽象表現」で北斎の曲線と色彩を描く】
死の間際であっても新しい表現を学び制作を続けたいと願った北斎。北斎の没後に誕生した「抽象表現」は、北斎の望んだ新しい表現の一つだったのではと考えています。
そこで北斎存命中にはなかった抽象表現を用いて、オマージュ作品を制作することで作品を改めて紐解き、抽象表現の浸透した現代だからこそ成立する作品を制作しました。
芯の部分にあるのは「北斎作品から学び、新たな作品を作り上げる」ということ。そこには自分にとっても真新しい表現に挑戦するということも含まれます。北斎作品にインスパイアされたからこそ生まれる新しい表現の探究に努めました。
三作品それぞれでオマージュ元作品の引用度を変化させ、タイトルに数字で表しています(数字が大きいほど引用度が高い)。是非北斎の描いた作品とも見比べて「オマージュするという事の意味」についても思いを巡らせていただけたらと思います。
【北斎の貪欲な挑戦に触れたことが、新しい自分の表現を掘り下げる契機に】
様々な作家の技法や構図を吸収して自分のものにしていく貪欲な姿勢、自然の揺らぎや人の動きに対しての洞察力・探究心、生涯を通しての作品への狂気、情熱。北斎が作品を生み出す際に生まれる全ての熱量を尊敬しています。
今回、北斎作品を改めて紐解く機会をいただき多くの学びを得ました。オマージュ作品を作ることに対しても「自分の表現でどうやって新しいものを作るか」というメインテーマを掲げることで新しい表現への探究を掘り下げていけたと感じております。貴重な機会をありがとうございます。(TAKUNO)
YUH TAKUNO
島根県出身。ペインティング、グラフィックアートなどの方法で作品制作を行い、企業や施設への作品提供など幅広く活動。
HP https://www.yuhtakuno.org/
Instagram https://www.instagram.com/yuhtakuno/
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