慧子《五美人図》
¥440,000
サイズ 156×78cm 素材 プリント、洋金箔 木装飾額装 2024年制作 【イラストレーター・慧子が『五美人図』をオマージュ】 北斎といえば『富嶽三十六景』のような風景画が有名ですが、私自身の作風との調和を考えて、北斎の美人画を描いてみようと思いました。北斎の美人画をメインに掲載している書籍を取り寄せて作品を拝見してみて、特に目を惹いたのがこの『五美人図』です。身分や職業のちがう女性たちの多彩な装いや、少し気だるい雰囲気をした儚く色っぽい表現がとても好きで、是非描いてみたいと思いました。 【女性たちの美しく色っぽい描写に北斎の画力を感じて】 リスペクトを込めて、なるべく北斎の作品と相違ないように描きました。そのうえで、表情や目線に少しアレンジを加えています。 北斎の洗練された色っぽさを自分の絵柄で表現するのが本当に大変でした。全体的に丸みを帯びたシルエットと、柔らかい線で表現された色気をいかに自分の絵柄で表現するかに、本当に苦労しました。特に丸っこく小さいながら繊細な指使いが容易に確認できる手の描写は、自分の絵柄でその色っぽさを最大限表現できるよう頑張りました。私なりに最大限色っぽく描いた手をぜひ見てほしい。 『五美人図』の女性たちの美しさが、私の作品からも伝われば嬉しいです。 【ピンと張りつめた芯の通った人物を描くー慧子の制作観】 私はこれまで現代物でも時代物でも、指先まで気をつかった、美しい女性をテーマに創作活動をしておりました。最近では男性を描くことも楽しくなってきたので、「指先まで気をつかった美しい人物」が現在のテーマです。 よく描くのは身なりを着飾った華やかな人物ですが、気をつかったという意味に加えて、「指先までピンと張りつめた、芯の通った人物」というイメージを込めて制作をしています。ですから私の描く人物は温かみというより、少し冷たさを感じると思います。それは自分がなりたい、というイメージでもあります。いわば私の理想です。絵を見てくれた誰かが、こんな人になりたいな、と思ってくれたら嬉しいです。 【北斎に近づくため、まずは健康を心がけたい!!】 北斎はとにかく絵を描くことが好きであると同時に、苦しんでもいたんだろうな、と思います。あれほどの作品を世に生み出していながら、90歳という大往生の年齢で亡くなる時まで、真の絵師になることを切望していたと聞きます。そんな北斎と私の人生を重ねるのは非常に烏滸がましいことではありますが、私も北斎のように超絶長生きをし、死ぬその瞬間まで絵を描き、絵で苦しみ、絵を追究できたら、と思っています。そのためにも絵より何より、まずは日々の健康的な生活を心がけたいですね! 今回《五美人図》をオマージュしてみて、単純かつあたりまえな感想で恥ずかしいですが、北斎って本当に絵がうまいんだなあと改めて思いました。着物のしわは線を省略しながらも柔らかい質感をリアルかつ綺麗に表現できており、どの女性を単体で見ても、身体のひねりや傾きで単純ではない色っぽいシルエットを作っています。そして五人あわせてもバランスがいい絶妙な構図。正確に描くだけではない、長い年月をかけて物を理解し、絵を理解した人ができる表現だと思います。私も早くそういう表現ができるようになりたいです。(慧子) Keiko イラストレーター。書籍の装画や広告用ビジュアルなどを手掛ける。指先まで気をつかった美しい女性をコンセプトに創作活動を展開中。 X https://x.com/um7mr1 Instagram https://www.instagram.com/um7mr1/
Kou《挿絵》
¥220,000
サイズ 71×43cm 素材 キャンバスにUV積層プリント アクリル額装 2024年制作 【イラストレーター・Kouが『釈迦御一代記図会』挿絵をオマージュ】 普段自分が描いているモチーフや世界観から、妖の姿が描かれている作品の方がオマージュしやすいだろうという思いが元々ありました。なので、今回は範囲を絞ってそういった作品を探していくところから始めました。結果的にぜひ自分で描いてみたいという作品に出会えて良かったです。 【北斎の写実的表現に、自身の朱色と緑のコントラストを加えて描いた霊鬼】 北斎のタッチに寄せすぎず離しすぎず、自分の作品に落とし込むにはどうすれば良いか迷いました。そこで今回はモチーフや主題を拝借するという形で、思い切ってデザインや色味を自分の普段の制作に近づけて出力しました。 また元絵における北斎のモチーフに対する解釈を読み解き、自分なりに翻訳する作業も行いました。具体的には鬼(八面九足の霊鬼)の手足の皮膚のシワや細かい毛の部分などで、元絵の要素を落とし込んでいます。 作品を描く上で『八面九足の霊鬼』の迫力を前面に出すことが最低条件だと思い、何度も表情の調整を行いました。また髭や髪の毛の表現、そして周りのエフェクトの流れにも気を使いました。それらの要素に注目して見ていただけると幸いです。離れて見た時の全体の色味も個人的に気に入っています。 【空想の世界やキャラクターの最良の絵画化ーKouの制作観】 一貫したテーマはなく、自分が思い描いた空想の世界やキャラクターを、どうすれば一番良い形で画面に落とし込めるかを重視して作品を制作しています。 描かれているキャラクターのデザイン、表情、複数いる場合はその関係性、構図、色の配置など、イメージそのもので自分の作品の特性を出していけたらと考えています。 【北斎の綺麗な構図が様々なアイデアを提示してくれた】 北斎は、モチーフ単体で見た時のフォルムの美しさもさることながら、全体の構図の収め方がとにかく綺麗だなという印象です。自分も普段の制作において構図は特に気にする要素なので、参考にできる部分は非常に多くあると感じています。 そもそも明確に誰かの作品をオマージュして制作するという機会は自分にとっては少ないので、そこで生まれるプロセスはどれも有意義なものでした。今回の制作では、自分ひとりで生み出す時とはまた違った視点から、様々なアイデアを提示してくれているような感覚がありました。(Kou) Kou 人間と妖の共存を描くイラストレーター。SNSを中心に活動しており、主にCDジャケットのアートワーク、MVイラスト等を手掛ける。 X https://x.com/tamagosan1001 Instagram https://www.instagram.com/kou.7684/
オカユウリ《少女の青い夢》
¥770,000
サイズ 30P×2(130.4×182cm) 素材 アクリル、水彩、水干絵具、鉛筆、紙、木製パネル 2024年制作 【イラストレーター・オカユウリが『富嶽三十六景 常州牛堀』をオマージュ】 作品制作にあたって、葛飾北斎自身についてや彼の他の作品のことも改めて調べたのですが、やはり富嶽三十六景から描きたい!と強く思いその中から選出しました。 全46点の中でもひときわ心惹かれたのが『常州牛堀』です。大胆かつ繊細な構図と色遣いに目を奪われました。もともと白を基調とした色彩が好きなことと、北斎作品を描くなら自分なりに北斎ブルーを表現してみたいという思いからこの作品を選びました。 【北斎ブルーを多様な画材で仕上げたアナログの妙!!】 鮮やかなブルーの表現の仕方と、その他の色とのバランスについて特に試行錯誤しました。 いくつかの画材を試した上で北斎ブルーの表現には日本画で使われる水干絵具を使用しています。遠景の富士山の部分にも使われていますが、鮮やかすぎて遠近感が崩れたり、特に見せたい人物の部分が弱くなってしまったり……。もともと小さな版画作品を大きなサイズで描くという点でも、色彩や構図を改めて考え直す必要があり難しかったのだと思います。 私の作品は様々な画材を使用して描いています。また筆跡や下の色の層などもところどころ残っています。間近でご覧いただくことで画材ごとの質感の違いや制作時の息遣いが感じられ、アナログならではの楽しみ方をしていただけるのではないかと思います。 またオリジナルが版画であるということでできる限りシンプルに仕上げられるように意識しました。特にスカートの部分は強いこだわりを持って制作したためぜひ注目していただきたいです。 【少女の可憐さを花になぞらえた独自の色彩表現ーオカユウリの制作観】 一貫したこだわりを持っているのはモチーフ、感情、色彩の3点です。 私、オカユウリはずっとセーラー服の少女と花をモチーフとして描いてきました。セーラー服にはときめきがたくさん詰まっています。制服として着られるのは古来から女性が最も美しいとされてきた10代のほんの数年だけ。少女の可憐さと儚さの象徴のように感じてならないのです。 そしてそれに似た儚い美しさを持つのが花です。思春期の少女のピュアで複雑な感情を花言葉になぞらえた作品を多く制作してきました。また、花そのものを描かない時でも指先や表情によって細やかな感情の表現にはこだわって制作しています。 色彩については3つの中で最も早い段階から探究してきました。私の色遣いの根底にあるのは空気遠近法で、それをオーバーにしていった結果が現在のような固有色にとらわれない色彩です。それぞれの色が持つ特性や印象を描きたい感情や情景に合わせて選び取り、頭の中で色のパズルをしながら制作しています。 【北斎は努力の天才! 向上心をもって描き続けたい】 葛飾北斎といえば人生のすべてを絵に捧げたような人物で、90歳で亡くなる間際にも「あと5年あれば本当の絵師になれるのに」と言い残したのが有名です。技術やセンスはさることながら「描き続ける」「努力し続ける」ということにおいて天才だと思っています。 私自身も幼い頃から絵を描くことが大好きで、絵に関しては辛いことすら楽しいと思いながら今日まで描き続けてきました。北斎のように日々向上心を持って表現や技術を探究し、そして楽しく、これからもずっと描き続けていきたいです。(オカユウリ) Okayuuri イラストレーター、アニメーター。透明水彩をメインにアクリルや日本画材など画材を組み合わせて描く。YouTube・音楽関係、似顔絵や大型ライブペイントなど絵具を使った公開制作も手がける。 X https://x.com/blackistat2 Instagram https://www.instagram.com/blackistat2/
夏目らん《sarayashiki》
¥264,000
サイズ 72.7x60.6cm 素材 油彩、キャンバス 2024年制作 【イラストレーター・画家として活躍する夏目らんが『百物語 さらやしき』をオマージュ】 葛飾北斎といえば『The Great Wave』のイメージが強くありましたが、普段人物画を主に描いているため人物を描かれている作品に絞りました。その中で自分の作品と一番リンクしていると感じた作品が、「百物語」の『さらやしき』(1831~32)でした。 【北斎の色彩を生かしながら、俯瞰構図と目の表情は独自に表現】 北斎の作品で印象的な青を全面に取り入れたかったのでプルシャンブルーという色を使用しました。普段は彩度の高い作品を描くことが少ないので、プルシャンブルー特有の発色をなるべく損なわず描くことを意識し、井戸の朱色とのコントラストにも気をつけました。 葛飾北斎の『さらやしき』に描かれているお菊は横顔なのですが、私の作品では俯瞰構図にし、瞳に目が行くように描きました。普段から瞳の描写を大切にしているので、画中の彼女と目を合わせて、その思いを感じ取っていただけると幸いです。 【人に見せられない心の痛みを作品に昇華ー夏目らんの制作観】 誰もが抱えている、普段見せない痛みや言葉には出来ない内側を可視化することをテーマとして表現しています。表に出せないトラウマ、言葉にすると煙たがられる心の傷を、作品に昇華したいと思っています。 【北斎が気づかせてくれた日本人としての美学】 北斎は西洋美術へ影響を与えた日本の代表的な画家。私は油彩をメインに作品を描いていますが、今回北斎のオマージュ作品を制作したことで、日本人としての根底にある美学に改めて気付かされました。(夏目) Ran NATSUME X https://x.com/ranranru168 Instagram https://www.instagram.com/rannatsume16/
YUH TAKUNO《HOKUSAI 7.0》
¥550,000
サイズ 50M(116.7×72.7cm) 素材 キャンバス・アクリル 2024年制作 【ペインター・YUH TAKUNOが『富嶽三十六景 神奈川沖浪裏』をオマージュ】 どの北斎作品も構図や細部まで魅力的ですが、その中でもシリーズ化され多様な表現が展開されている冨嶽三十六景から最も印象に残っている三作品を選定しました。 《HOKUSAI 7.0》は、『冨嶽三十六景 神奈川沖浪裏』に描かれた波の曲線や色彩の混在している様を、抽象表現を用いて描いてみたいという思いからオマージュ元作品として選定しました。伸びやかなストロークで波の曲線を描くのはとても新鮮な体験でした。 【「抽象表現」で北斎の曲線と色彩を描く】 死の間際であっても新しい表現を学び制作を続けたいと願った北斎。北斎の没後に誕生した「抽象表現」は、北斎の望んだ新しい表現の一つだったのではと考えています。 そこで北斎存命中にはなかった抽象表現を用いて、オマージュ作品を制作することで作品を改めて紐解き、抽象表現の浸透した現代だからこそ成立する作品を制作しました。 芯の部分にあるのは「北斎作品から学び、新たな作品を作り上げる」ということ。そこには自分にとっても真新しい表現に挑戦するということも含まれます。北斎作品にインスパイアされたからこそ生まれる新しい表現の探究に努めました。 三作品それぞれでオマージュ元作品の引用度を変化させ、タイトルに数字で表しています(数字が大きいほど引用度が高い)。是非北斎の描いた作品とも見比べて「オマージュするという事の意味」についても思いを巡らせていただけたらと思います。 【北斎の貪欲な挑戦に触れたことが、新しい自分の表現を掘り下げる契機に】 様々な作家の技法や構図を吸収して自分のものにしていく貪欲な姿勢、自然の揺らぎや人の動きに対しての洞察力・探究心、生涯を通しての作品への狂気、情熱。北斎が作品を生み出す際に生まれる全ての熱量を尊敬しています。 今回、北斎作品を改めて紐解く機会をいただき多くの学びを得ました。オマージュ作品を作ることに対しても「自分の表現でどうやって新しいものを作るか」というメインテーマを掲げることで新しい表現への探究を掘り下げていけたと感じております。貴重な機会をありがとうございます。(TAKUNO) YUH TAKUNO 島根県出身。ペインティング、グラフィックアートなどの方法で作品制作を行い、企業や施設への作品提供など幅広く活動。 HP https://www.yuhtakuno.org/ Instagram https://www.instagram.com/yuhtakuno/
YUH TAKUNO《HOKUSAI 4.0》
¥550,000
サイズ 50M(116.7 × 72.7cm) 素材 キャンバス・アクリル 2024年制作 【ペインター・YUH TAKUNOが『富嶽三十六景 駿州江尻』をオマージュ】 どの北斎作品も構図や細部まで魅力的ですが、その中でもシリーズ化され多様な表現が展開されている冨嶽三十六景から最も印象に残っている三作品を選定しました。 《HOKUSAI 4.0》は、『冨嶽三十六景 駿州江尻』の作品全体から巻き起こる「風の描写」にとても惹かれオマージュ元作品として選定しました。草原が揺らいでいる様子を絵の具の凹凸ある質感を用いて勢いよく表現した、実験的な作品です。 【「抽象表現」で北斎の曲線と色彩を描く】 死の間際であっても新しい表現を学び制作を続けたいと願った北斎。北斎の没後に誕生した「抽象表現」は、北斎の望んだ新しい表現の一つだったのではと考えています。 そこで北斎存命中にはなかった抽象表現を用いて、オマージュ作品を制作することで作品を改めて紐解き、抽象表現の浸透した現代だからこそ成立する作品を制作しました。 芯の部分にあるのは「北斎作品から学び、新たな作品を作り上げる」ということ。そこには自分にとっても真新しい表現に挑戦するということも含まれます。北斎作品にインスパイアされたからこそ生まれる新しい表現の探究に努めました。 三作品それぞれでオマージュ元作品の引用度を変化させ、タイトルに数字で表しています(数字が大きいほど引用度が高い)。是非北斎の描いた作品とも見比べて「オマージュするという事の意味」についても思いを巡らせていただけたらと思います。 【北斎の貪欲な挑戦に触れたことが、新しい自分の表現を掘り下げる契機に】 様々な作家の技法や構図を吸収して自分のものにしていく貪欲な姿勢、自然の揺らぎや人の動きに対しての洞察力・探究心、生涯を通しての作品への狂気、情熱。北斎が作品を生み出す際に生まれる全ての熱量を尊敬しています。 今回、北斎作品を改めて紐解く機会をいただき多くの学びを得ました。オマージュ作品を作ることに対しても「自分の表現でどうやって新しいものを作るか」というメインテーマを掲げることで新しい表現への探究を掘り下げていけたと感じております。貴重な機会をありがとうございます。(TAKUNO) YUH TAKUNO 島根県出身。ペインティング、グラフィックアートなどの方法で作品制作を行い、企業や施設への作品提供など幅広く活動。 HP https://www.yuhtakuno.org/ Instagram https://www.instagram.com/yuhtakuno/
YUH TAKUNO《HOKUSAI 2.0》
¥550,000
サイズ 50M(116.7 × 72.7cm) 素材 キャンバス・アクリル 2024年制作 【ペインター・YUH TAKUNOが『富嶽三十六景 隅田川関屋の里』をオマージュ】 どの北斎作品も構図や細部まで魅力的ですが、その中でもシリーズ化され多様な表現が展開されている冨嶽三十六景から最も印象に残っている三作品を選定しました。 《HOKUSAI 2.0》では、漫画表現で多用されているスピード線を作品に取り入れ動きを表している斬新さと貪欲な表現力の高さに惹かれ『富嶽三十六景 隅田川関屋の里』をオマージュ元作品として選定しました。一つの表現に縛られず、作品を完成させる上で最良の表現を選択する判断力を尊敬しています。 【「抽象表現」で北斎の曲線と色彩を描く】 死の間際であっても新しい表現を学び制作を続けたいと願った北斎。北斎の没後に誕生した「抽象表現」は、北斎の望んだ新しい表現の一つだったのではと考えています。 そこで北斎存命中にはなかった抽象表現を用いて、オマージュ作品を制作することで作品を改めて紐解き、抽象表現の浸透した現代だからこそ成立する作品を制作しました。 芯の部分にあるのは「北斎作品から学び、新たな作品を作り上げる」ということ。そこには自分にとっても真新しい表現に挑戦するということも含まれます。北斎作品にインスパイアされたからこそ生まれる新しい表現の探究に努めました。 三作品それぞれでオマージュ元作品の引用度を変化させ、タイトルに数字で表しています(数字が大きいほど引用度が高い)。是非北斎の描いた作品とも見比べて「オマージュするという事の意味」についても思いを巡らせていただけたらと思います。 【北斎の貪欲な挑戦に触れたことが、新しい自分の表現を掘り下げる契機に】 様々な作家の技法や構図を吸収して自分のものにしていく貪欲な姿勢、自然の揺らぎや人の動きに対しての洞察力・探究心、生涯を通しての作品への狂気、情熱。北斎が作品を生み出す際に生まれる全ての熱量を尊敬しています。 今回、北斎作品を改めて紐解く機会をいただき多くの学びを得ました。オマージュ作品を作ることに対しても「自分の表現でどうやって新しいものを作るか」というメインテーマを掲げることで新しい表現への探究を掘り下げていけたと感じております。貴重な機会をありがとうございます。(TAKUNO) YUH TAKUNO 島根県出身。ペインティング、グラフィックアートなどの方法で作品制作を行い、企業や施設への作品提供など幅広く活動。 HP https://www.yuhtakuno.org/ Instagram https://www.instagram.com/yuhtakuno/
うめ《北斎とコマ》
¥110,000
サイズ 6F(41×31.8cm) 素材 キャンバスプリントに水性マーカーの手彩 限定刷部数(ed.)5 [エディション番号は選べません] 2024年制作 【漫画家・うめが人間北斎をオマージュ】 図録を眺めているうちに、作品そのものよりも、作品を通じて見えてきた北斎自身の人間性に興味を持ちました。 そんなとき、もしも北斎が現代に生きていたら、間違いなくコマを割ったはず!と閃きました。北斎が現代風の漫画も描いたという想定で、たくさんの作品をコラージュのように入れ込むことにしました。 【数々の絵図が北斎の画境を語る】 どの作品をモチーフとするのかにいちばん手間取り、すみだ北斎美術館に2回行き、映画を3本みて、kindleで手に入る画集は、ほぼほぼすべて目を通してイメージを固めていきました。その結果、『八十三歳自画像』メインに、『冨嶽三十六景 神奈川沖浪裏』の波を背景にして、『北斎漫画』『富嶽百景 海上の不二』『花魁図』『罌粟』『扇面散図』『梅樹』『冨嶽三十六景 深川万年橋下』『桔梗に蜻蛉』『牡丹に蝶』『蛸図』を登場させました。 じっくりと眺めて探して楽しんでください。 【現実に悩みつつも背負った理想を描く!! ーうめの制作観】 伝えたいテーマは作品ごとに違うけれど、主人公にはいつも「理想」を背負わせるようにしています。理想と現実のあいだで、リアルな社会を生きる我々は時として「現実」を優先してしまうこともあります。もちろん主人公たちも理想と現実のあいだで、あれこれ悩むのだけれど、ウチの主人公たちは、最後の最後では「理想」を必ず選択します。 【作品と向き合って知り得た北斎の心の叫び】 北斎は生粋の天才だと思っていたけれど、実は結構長いあいだ足掻いていて、自身のスタイルを確立したのは、かなり晩年になってからなんですね。「あと10年の寿命があれば、5年の寿命が保てれば本当の絵師になれるのに」という北斎の死の直前の有名な言葉は、ちょっと謙虚すぎるだろう、と思っていたけれども、いまは真の心の叫びだったんじゃないかと思えるようになりました。 今回北斎を描いてみて、漫画家以外で特定の作家とここまで向き合った経験はなかったので、とても良い機会をもらったと思っています。 北斎漫画の中に、黒の枠線を超えて、人物や物を配置することでより絵をダイナミックに見せる、漫画でも日常的に使う手法が使われていたことを絵を描くことで発見しました。この発見は、私にとって嬉しい収穫でした。(うめ) Ume シナリオ担当・小沢高広、作画担当・妹尾朝子からなる二人組漫画家。代表作は『東京トイボックス』シリーズ、『STEVES』など。 X https://x.com/ume_nanminchamp
紗久楽さわ《車浮世著『気散じ北斎』装丁画》
¥66,000
サイズ A2(59.4×42cm) 技法 デジタルプリント 限定刷部数(ed.)5 [エディション番号は選べません] 2024年制作 【江戸漫画の革命児・紗久楽さわが北斎と写楽をオマージュ】 車浮代著『気散じ北斎』(実業之日本社)の装丁画として描いた作品です。 小説の顔となる装丁画ということで、完成された北斎の浮世絵を引用するよりも、小説の中で成長していく「北斎自身の人生の過程」と重ね合わせた「未完成の線画作品」を散らばらせたく、線画の下絵や墨のみの作品を引用しました。北斎「神奈川沖浪裏」「北斎漫画」「北斎肉筆画」などのオマージュとなっています。 【北斎、娘の応為、そして写楽作品が醸し出す江戸浮世絵の世界】 実際の北斎作品の完成品を引用はしませんでしたが、全体を包む「藍色」の色味はいわゆる『北斎ブルー』とよばれる『ベロ藍』を使用した浮世絵独特の藍色のグラデーションを彷彿とさせたい、再現したいという気持ちがありました。浮世絵の印象がそこで湧き上がればと。 また娘の葛飾応為の作品性も同時に表現したい、同居させたいと思い、彼女の作品の特徴でもある「光と陰」の表現を明確に入れるため、応為から北斎に向けて陰を落としました。 画中の北斎・応為親子の着物の色合いは、実際に応為が描いた美人画の着物の色味を参考にしました。 自分の感性だけでは選ばないグレイッシュな渋い色合わせが江戸の渋好みの風合いが出て気に入っています。 北斎の絵の中に一枚だけ写楽の絵が混ざっています。 それを描いた意図を、ぜひ小説を読んでいただき、そしてまたこの絵を見て、感じて貰えたらと思います。 【 画を通して北斎の思考が私の心を突き動かした】 北斎は、野生味や感覚や衝動だけの作家ではなく、とてもよく考えて、溢れてとめどない創作意欲と「画」に向き合っていた人だなと感じています。 いろんなものになりたく、いろんなものを描きたく、この世に興味が尽きなく、この世の構造が知りたく、全部「画」にして手中に収めたいと、ずっと思っていたのかなと感じます。でもずっと、世界は「画」には描ききれず・収まりきらないとも分かっていて、それでも描くのをやめられなかったのかなと。 目には見えない事象を描きたい、風も描きたい、動きも描きたい、止まっている「画」には描けないものを、彼はたくさん描きたかったと思います。そこにあるものは、全て。 画風も変わり、名前も変わり、住居も変わり、描くものも変わり続ける。 変わることにおそれがなく、然して同じところにずっといるのはこわいと感じているような人間は、とても愛おしくはないでしょうか。 私自身はそこまで絵に執着はありません。 彼のような絵師のタイプでは自分はまったくないとわかります。わかるからこそ、彼の「画」はとても輝いて見えます。 彼の「画」を通して感じることができる彼の思考が、私の心をとても突き動かすのです。 今回、自分がこんなにもずっと北斎のことがまだまだ好きで、いまだに現代の人間に影響を与え続ける彼の作品を、まったく新鮮に、見るたびに「美しい」と感じることを発見しました。 (紗久楽) Sawa SAKURA 大阪府出身。平成生まれ。2008年から江戸時代の浮世絵師たちを描いた「猫舌ごころも恋のうち」を自身のウェブサイトに公開、2009年に書籍化される。繊細で色気あふれる絵柄は人気を博し幕末の歌舞伎を題材にした漫画『かぶき伊佐』で連載デビュー。代表作『百と卍』はボーイズラブ作品としては初めて、2019年の「第22回文化庁メディア芸術祭マンガ部門」優勝賞を受賞。現在発行部数60万部突破。翻訳版も多数出版されている。 X https://x.com/climnon
金丸悠児《馬と富士》
¥308,000
サイズ 3F(27.3×22cm) 素材 パネル、ミクストメディア 額付 2024年制作 【美術家・金丸悠児が『富嶽百景 烟中の不二』をオマージュ】 この作品は、北斎『富嶽百景 烟中の不二』をオマージュしています。 誰もが知る「冨嶽三十六景」ではなく、知る人ぞ知る仕事に着目することで、固定観念にとらわれず北斎の画力を感じたいと考えテーマを探しました。北斎の作品を調べながら、ネットで閲覧できる「富嶽百景」をパラパラ見て直感的に「描いてみたい」と思った図版を選びました。 【薄墨摺の絵本を、絵具の色彩と質感に落とし込む!!】 オリジナル「富嶽百景」は薄墨摺による単色の絵本です。モノクロの世界を自分の作品にどのように落とし込み、色彩をどのように配色するかに工夫を要しました。 北斎作品へのオマージュを出発点としながらも、自分の画風に大きく寄せて仕上げています。北斎たらしめる成分をどのように取捨選択&アレンジしたのかを感じ取っていただきつつ、オリジナルにはない、絵具でしか表現できない材質感に注目していただきたいと思います。 【想いを投影する器として動物を描くー金丸悠児の制作観】 私はこれまで、自己表現の手段として主に動物を描いてきました。彼らの見たままを観察し描写するのではなく、自分のフィルターを通すことで動物特有のフォルムを抽出し、その内面性を描き出そうと試みています。 動物は古来より、時に家族や友人として、時に畏怖の対象として人々の生活の中に根付き、言わば想いを投影する器として、私たちの心の隙間を埋めてきました。描かれた動物たちが見る者の無意識とつながることで、対話と共感を運んでくれる存在となり、近すぎず遠すぎない、その目に見えない「やさしい距離」を作品によって表現したいと考えています。 【北斎の創作意欲から受けた大きな刺激】 「富嶽百景」は、「冨嶽三十六景」の完成後に描かれた、同じく富士山を題材に描かれた作品で、北斎版本として「北斎漫画」と並ぶ最高傑作とも評されているそうです。 私はこれまで、多くの日本人と同様に浅く断片的な情報でしか葛飾北斎を捉えておらず、調べるなかで断片的だった情報を整理して認識できるようになりました。北斎が残した数々の仕事が素晴らしいものであることは語るまでもないのですが、代表作の多くが70歳を超えてから制作されてものであることを改めて知り、驚きとともに励みになりました。 90歳で死を目前にしてもなお、創作意欲は衰えなかったという北斎にならい、私も画家としての人生を見つめ直そうという気持ちにさせていただきました。(金丸) Yuji KANAMARU 1978年神奈川県生まれ。 2001年東京藝術大学デザイン科卒業。 2002年アーティスト集団 C-DEPOT 設立。03年東京藝術大学大学院修士課程修了(大藪雅孝研究室)。 2004年新生展新生賞(新生堂)。08年書籍『アーティスト集団 C-DEPOTのキセキ』刊行(ギャラリーステーション)。 2012年絵本『ホシノキオク』刊行(ビーナイス)。 2015年画集『金丸悠児作品集 -時を運ぶ者たち-』刊行(マリアパブリケーションズ) (アーティスト写真撮影 山下武) HP http://www.kanamaru.cc/yuji/ X(Twitter) https://x.com/yujikanamaru instagram https://www.instagram.com/yujikanamaru/ Facebook https://www.facebook.com/yujikanamaru01 threads https://www.threads.net/@yujikanamaru
金丸悠児《舟と富士》
¥308,000
サイズ 3F(27.3×22cm) 素材 パネル、ミクストメディア 額付 2024年制作 【美術家・金丸悠児が『富嶽百景 大森』をオマージュ】 この作品は、北斎『富嶽百景 大森』をオマージュしています。 誰もが知る「冨嶽三十六景」ではなく、知る人ぞ知る仕事に着目することで、固定観念にとらわれず北斎の画力を感じたいと考えテーマを探しました。北斎の作品を調べながら、ネットで閲覧できる「富嶽百景」をパラパラ見て直感的に「描いてみたい」と思った図版を選びました。 【薄墨摺の絵本を、絵具の色彩と質感に落とし込む!!】 オリジナル「富嶽百景」は薄墨摺による単色の絵本です。モノクロの世界を自分の作品にどのように落とし込み、色彩をどのように配色するかに工夫を要しました。 北斎作品へのオマージュを出発点としながらも、自分の画風に大きく寄せて仕上げています。北斎たらしめる成分をどのように取捨選択&アレンジしたのかを感じ取っていただきつつ、オリジナルにはない、絵具でしか表現できない材質感に注目していただきたいと思います。 【想いを投影する器として動物を描くー金丸悠児の制作観】 私はこれまで、自己表現の手段として主に動物を描いてきました。彼らの見たままを観察し描写するのではなく、自分のフィルターを通すことで動物特有のフォルムを抽出し、その内面性を描き出そうと試みています。 動物は古来より、時に家族や友人として、時に畏怖の対象として人々の生活の中に根付き、言わば想いを投影する器として、私たちの心の隙間を埋めてきました。描かれた動物たちが見る者の無意識とつながることで、対話と共感を運んでくれる存在となり、近すぎず遠すぎない、その目に見えない「やさしい距離」を作品によって表現したいと考えています。 【北斎の創作意欲から受けた大きな刺激】 「富嶽百景」は、「冨嶽三十六景」の完成後に描かれた、同じく富士山を題材に描かれた作品で、北斎版本として「北斎漫画」と並ぶ最高傑作とも評されているそうです。 私はこれまで、多くの日本人と同様に浅く断片的な情報でしか葛飾北斎を捉えておらず、調べるなかで断片的だった情報を整理して認識できるようになりました。北斎が残した数々の仕事が素晴らしいものであることは語るまでもないのですが、代表作の多くが70歳を超えてから制作されてものであることを改めて知り、驚きとともに励みになりました。 90歳で死を目前にしてもなお、創作意欲は衰えなかったという北斎にならい、私も画家としての人生を見つめ直そうという気持ちにさせていただきました。(金丸) Yuji KANAMARU 1978年神奈川県生まれ。 2001年東京藝術大学デザイン科卒業。 2002年アーティスト集団 C-DEPOT 設立。03年東京藝術大学大学院修士課程修了(大藪雅孝研究室)。 2004年新生展新生賞(新生堂)。08年書籍『アーティスト集団 C-DEPOTのキセキ』刊行(ギャラリーステーション)。 2012年絵本『ホシノキオク』刊行(ビーナイス)。 2015年画集『金丸悠児作品集 -時を運ぶ者たち-』刊行(マリアパブリケーションズ) (アーティスト写真撮影 山下武) HP http://www.kanamaru.cc/yuji/ X(Twitter) https://x.com/yujikanamaru instagram https://www.instagram.com/yujikanamaru/ Facebook https://www.facebook.com/yujikanamaru01 threads https://www.threads.net/@yujikanamaru
本村綾《君が笑える日まで待ってる》
¥44,000
サイズ 25.3 × 20.0cm 技法:ドライポイント、カーボランダム 用紙:ハーネミューレ(ナチュラルホワイト) 限定刷部数(ed.) 5 [エディション番号は選べません] 2024年制作 額付 額サイズ:43.9×36.4cm 【銅版画家・本村綾が「百面相」をオマージュ】 北斎漫画「百面相」からオマージュした銅版画作品です。人の顔というシンプルな題材で表現された普遍的な可笑しみに惹かれ、モチーフに選びました。 思わず微笑んでしまう「百面相」を見ているうちに、中学生の頃、学校に行くのが辛くて、一日が終わるごとに手帳のカレンダーに斜線を入れていたことを思い出しました。 もし百面相の人たちが、あの頃のカレンダーの中にいて、自分が笑える日を一緒に待っていてくれたら、心強かったろうな、と、そんな想像からイメージをつくりました。つらいとき、また笑えるように一緒にいてくれる、そんな作品にしたいと思いました。そして、北斎の巧みな人物表現へのリスペクトを込めた作品でもあります。 【ユーモアと情感のある物語性ある作品を ー本村綾の制作観】 私は主に人物をモチーフとした物語性のある銅版画作品を制作しています。ドライポイントの柔らかな滲みのある線と、カーボランダム技法による独自のマチエールによる、シンプルでありながらユーモアや情感を感じさせる表現を特徴としています。(本村) Aya MOTOMURA 1993年東京生まれ。 2019年東京藝術大学大学院美術研究科絵画専攻版画研究分野修士課程修了。 2019年第14回TAGBOAT AWARD入選。 2020年HB Gallery File Competition Vol.30 大賞。 2022年「ARTnews JAPAN」羽田圭介 著「『色々経てアートに目覚めるかも』」タイトル画。 2021年〜2023年『文藝春秋』連載「ハコウマに乗って」(西川美和著)挿画担当。 2023年「本村綾が物語る銅版画展」(日本経済新聞社東京本社ビル2F) 。 2024年「本村綾 個展 挿絵銅版画展」(銀座・和田画廊) 。『ハコウマに乗って』(西川美和著、文藝春秋) 装画。 HP https://hareru9mo.wixsite.com/ayamotomura instagram https://www.instagram.com/motomura_aya_/
本村綾《すずめ踊りの午後と猫》
¥44,000
サイズ 25.3 × 20.0cm 技法:ドライポイント、カーボランダム 用紙:ハーネミューレ(ナチュラルホワイト) 限定刷部数(ed.) 6 [エディション番号は選べません] 2024年制作 額付 額サイズ:43.9×36.4cm 【銅版画家・本村綾が北斎「すずめ踊り」をオマージュ】 北斎80歳の時の肉筆画「すずめ踊り」をオマージュした銅版画作品です。 力みのない筆使いで描かれた、軽やかで可愛らしい踊り手たちの姿に惹かれモチーフに選びました。 イメージは、すずめから猫を連想したことから展開しました。北斎の「すずめ踊り」の中の2人の踊り手が、一緒に踊ろうよ、と猫と少女を誘う、そんな一場面を想像して描きました。 北斎のフォルムの捉え方を大切に引用しながら、自分なりのストーリーを加えて作品にしました。 【ユーモアと情感のある物語性ある作品を ー本村綾の制作観】 私は主に人物をモチーフとした物語性のある銅版画作品を制作しています。ドライポイントの柔らかな滲みのある線と、カーボランダム技法による独自のマチエールによる、シンプルでありながらユーモアや情感を感じさせる表現を特徴としています。(本村) Aya MOTOMURA 1993年東京生まれ。 2019年東京藝術大学大学院美術研究科絵画専攻版画研究分野修士課程修了。 2019年第14回TAGBOAT AWARD入選。 2020年HB Gallery File Competition Vol.30 大賞。 2022年「ARTnews JAPAN」羽田圭介 著「『色々経てアートに目覚めるかも』」タイトル画。 2021年〜2023年『文藝春秋』連載「ハコウマに乗って」(西川美和著)挿画担当。 2023年「本村綾が物語る銅版画展」(日本経済新聞社東京本社ビル2F) 。 2024年「本村綾 個展 挿絵銅版画展」(銀座・和田画廊) 。『ハコウマに乗って』(西川美和著、文藝春秋) 装画。 HP https://hareru9mo.wixsite.com/ayamotomura instagram https://www.instagram.com/motomura_aya_/
溝口まりあ《グレートウェーブ》
¥220,000
サイズ 4F(24.2×33.3cm) 素材 日本画 額付 2024年制作 【日本画家・溝口まりあが「富嶽三十六景 神奈川沖浪裏」をオマージュ】 誰もが知る葛飾北斎の代表作。波の表現を生涯追い続け、70歳を過ぎてから描かれた「富嶽三十六景 神奈川沖浪裏」は年齢や人種、国境を越え、世界中の人々に衝撃と感動を与え続けています。 浮世絵は1人の作家だけでは成り立たず、絵師・彫り師・刷り師の数多くの人たちによる合作であり、それぞれの分野の才ある人達による情熱が込められています。 【北斎への挑戦ではなく、大波に「成り切る」!!】 私がたった1人でこの大波に挑戦する事が出来るだろうかと悩みましたが、「挑戦する」という考えを変え、この大波に「成り切る」事を思いつきました。この大きな波が自分だったら、どう暴れるか、どう流れるか。沢山イメージトレーニングや練習を重ね続け、思いが固まり一回勝負で描き上げました。 小さな作品ですがとても迫力ある「グレートウェーブ」を描けたと思います。(溝口) Maria MIZOGUCHI 1992年東京都生まれ。 2015年女子美術大学美術学科日本画専攻卒業。 2016年三菱商事アート・ゲート・プログラム奨学生採択。 2017年女子美術大学 大学院博士前期課程日本画研究領域修了。 全国の百貨店で個展開催。 HP https://mizoguchi-maria.jimdofree.com instagram https://www.instagram.com/maria_mzgchi/ facebook https://www.facebook.com/maria.mizoguchi.3 X https://twitter.com/MariaMizoguchi YouTube http://www.youtube.com/@maria-mzgchi
溝口まりあ《快晴》
¥220,000
サイズ 4F(24.2×33.3cm) 素材 日本画 額付 2024年制作 【日本画家・溝口まりあが「富嶽三十六景 凱風快晴」をオマージュ】 「なんて透明感のある美しい富士山だろう」 この作品を見た時衝撃が走りました。その美しい澄み切った空気感を表現したく画材研究を進めました。 本作品に使われた青色は「藍」です。私は最終的に同シリーズの 「富嶽三十六景 神奈川沖浪裏」に使用された「ベロ藍」を使用して背景を描く事にしました。もみ紙した和紙に「たらし込み」という技法を使い描きました。たっぷりの水を画面に塗り、薄く溶いた「ベロ藍」をたらし、何層も何層も重ねて背景のグラデーションを表現しました。 【ベロ藍に新色インミンブルーを融合が北斎へのリスペクトを表現】 富士山には「インミンブルー」という、「青」の顔料を使用しました。「インミンブルー」はオレゴン州立大学のサイエンスチームが電気系利用のための新しい原料を研究していた際、偶然発見された世界最新作の青の顔料です。江戸時代当初「ベロ藍」は当時の最新の顔料であったと聞きます。もし今の時代に葛飾北斎が居たとしたら、どんどん新しい物を取り入れて作品を制作していたと思います。 『快晴』という作品の中に江戸期の「ベロ藍」と現代の「インミンブルー」を融合させることで、葛飾北斎作品への「尊敬」と「愛」を表現しました。(溝口) Maria MIZOGUCHI 1992年東京都生まれ。 2015年女子美術大学美術学科日本画専攻卒業。 2016年三菱商事アート・ゲート・プログラム奨学生採択。 2017年女子美術大学 大学院博士前期課程日本画研究領域修了。 全国の百貨店で個展開催。 HP https://mizoguchi-maria.jimdofree.com instagram https://www.instagram.com/maria_mzgchi/ facebook https://www.facebook.com/maria.mizoguchi.3 X https://twitter.com/MariaMizoguchi YouTube http://www.youtube.com/@maria-mzgchi
若佐慎一《富嶽三十六景 凱風快晴様》
¥264,000
サイズ 41×26×3cm 素材 合板にアクリル絵具 額付(※納品の際に希望者に額装) 2024年制作 【現代アーティスト・若佐慎一が「富嶽三十六景 凱風快晴」をオマージュ】 北斎の肉筆画ではなく木版画に焦点をあてました。 なかでも「富嶽三十六景」シリーズと「百物語」は、私自身がこれまで一貫して取り組んできたテーマである日本的アニミズムと、日本に伝わるこの世ならざる存在をテーマにした作品と共通していると考えます。 【北斎の理知的な表現と版へのときめきとのコントラストを体感して欲しい!!】 木版画は版にインクなどをのせて紙に転写するものですが、作品は転写された紙であり、板の方は作品にはなりません。しかし小学校の授業で木版画をつくった時に、私は印刷された完成品より、彫られた板の方に美を感じていました。あの時のときめいていた感情と、北斎の理知的な表現とのギャップをどう接続するかを苦労しました。 作品は3cmの厚みがあり、板を削って表情をつけています。一削りする度に、その存在にリアリティを感じて表現しました。もっと言うと、そこに生きる意味を感じていたかもしれません。北斎の理知的な作品の構成と、私の彫りが生み出す情緒的な表情とのコントラストを体感頂けたら嬉しいです。 【戦後のサブカルチャーと自然に根ざした価値観を探求するー若佐慎一の制作観】 私は幼少時から、漫画、ゲーム、アニメといった戦後に生まれたサブカルチャーを通じて、美的センスだけでなく、人間関係、歴史、文化を学び、その影響を深く受けてきました。敗戦国としての日本の悲哀を背景に生まれたこれらのサブカルチャーは、私の価値観や感性を形成する中心的な存在でした。 その一方で、アーティストとしてのキャリアにおいては、国土の約7割が森林に覆われた日本の独特な自然環境と、自然に根ざした価値観や生き方に焦点を当てて制作しています。 人間と自然という2つのものの関係を探求した制作を続けています。 【北斎の創作意欲から受けた大きな刺激】 北斎は生涯で3万4千点の作品を生み出したとされていて、且つ、年齢を重ねれば重ねるほどに良い作品が生み出せるようになると考えていたと言われています。私自身も、北斎ほどではありませんが多作だと思っています。経験を積み重ねた先の自分の到達できるであろう世界に対して明るい思いがあります。 今回はできるだけ北斎の元の作品の形を崩さずに、制作しようと努めました。 改めて認識したのは、北斎の絵画的な構成の確かさ。普段の作品制作では「こうしたい」という思いが強すぎて視野が狭くなってしまいがちですが、今回は北斎の作品構成に従うことで、そうならない制作方法を実感できたように思います。北斎という他のアーティストの型を自分に落とし込むことで、新たな型を得ることができました。(若佐) Shinichi WAKASA 1982年広島生まれ。 2008年広島市立大学芸術学部美術学科日本画専攻卒業。広島市立大学芸術学部卒業制作買い上げ。 2010年広島市立大学大学院博士前期課程修了。 2013年広島市立大学大学院博士後期課程満期退学。月刊美術 美術新人賞「デビュー」 準グランプリ。 HP https://www.shinichiwakasa.com instagram https://www.instagram.com/shinichiwakasa/ facebook https://www.facebook.com/shinichiwakasawakasa/ X https://x.com/SWAKASA
若佐慎一《富嶽三十六景 山下白雨様》
¥264,000
【現代アーティスト・若佐慎一が「富嶽三十六景 山下白雨」をオマージュ】 北斎の肉筆画ではなく木版画に焦点をあてました。 なかでも「富嶽三十六景」シリーズと「百物語」は、私自身がこれまで一貫して取り組んできたテーマである日本的アニミズムと、日本に伝わるこの世ならざる存在をテーマにした作品と共通していると考えます。 【北斎の理知的な表現と版へのときめきとのコントラストを体感して欲しい!!】 木版画は版にインクなどをのせて紙に転写するものですが、作品は転写された紙であり、板の方は作品にはなりません。しかし小学校の授業で木版画をつくった時に、私は印刷された完成品より、彫られた板の方に美を感じていました。あの時のときめいていた感情と、北斎の理知的な表現とのギャップをどう接続するかを苦労しました。 作品は3cmの厚みがあり、板を削って表情をつけています。一削りする度に、その存在にリアリティを感じて表現しました。もっと言うと、そこに生きる意味を感じていたかもしれません。北斎の理知的な作品の構成と、私の彫りが生み出す情緒的な表情とのコントラストを体感頂けたら嬉しいです。 【戦後のサブカルチャーと自然に根ざした価値観を探求するー若佐慎一の制作観】 私は幼少時から、漫画、ゲーム、アニメといった戦後に生まれたサブカルチャーを通じて、美的センスだけでなく、人間関係、歴史、文化を学び、その影響を深く受けてきました。敗戦国としての日本の悲哀を背景に生まれたこれらのサブカルチャーは、私の価値観や感性を形成する中心的な存在でした。 その一方で、アーティストとしてのキャリアにおいては、国土の約7割が森林に覆われた日本の独特な自然環境と、自然に根ざした価値観や生き方に焦点を当てて制作しています。 人間と自然という2つのものの関係を探求した制作を続けています。 【北斎の創作意欲から受けた大きな刺激】 北斎は生涯で3万4千点の作品を生み出したとされていて、且つ、年齢を重ねれば重ねるほどに良い作品が生み出せるようになると考えていたと言われています。私自身も、北斎ほどではありませんが多作だと思っています。経験を積み重ねた先の自分の到達できるであろう世界に対して明るい思いがあります。 今回はできるだけ北斎の元の作品の形を崩さずに、制作しようと努めました。 改めて認識したのは、北斎の絵画的な構成の確かさ。普段の作品制作では「こうしたい」という思いが強すぎて視野が狭くなってしまいがちですが、今回は北斎の作品構成に従うことで、そうならない制作方法を実感できたように思います。北斎という他のアーティストの型を自分に落とし込むことで、新たな型を得ることができました。(若佐) Shinichi WAKASA 1982年広島生まれ。 2008年広島市立大学芸術学部美術学科日本画専攻卒業。広島市立大学芸術学部卒業制作買い上げ。 2010年広島市立大学大学院博士前期課程修了。 2013年広島市立大学大学院博士後期課程満期退学。月刊美術 美術新人賞「デビュー」 準グランプリ。 HP https://www.shinichiwakasa.com instagram https://www.instagram.com/shinichiwakasa/ facebook https://www.facebook.com/shinichiwakasawakasa/ X https://x.com/SWAKASA
若佐慎一《笑ひはんにゃ様》
¥264,000
サイズ 38×27.5×3cm 素材 合板にアクリル絵具 額付(※納品の際に希望者に額装) 2024年制作 【現代アーティスト・若佐慎一が「百物語 笑ひはんにゃ」をオマージュ】 北斎の肉筆画ではなく木版画に焦点をあてました。 なかでも「富嶽三十六景」シリーズと「百物語」は、私自身がこれまで一貫して取り組んできたテーマである日本的アニミズムと、日本に伝わるこの世ならざる存在をテーマにした作品と共通していると考えます。 【北斎の理知的な表現と版へのときめきとのコントラストを体感して欲しい!!】 木版画は版にインクなどをのせて紙に転写するものですが、作品は転写された紙であり、板の方は作品にはなりません。しかし小学校の授業で木版画をつくった時に、私は印刷された完成品より、彫られた板の方に美を感じていました。あの時のときめいていた感情と、北斎の理知的な表現とのギャップをどう接続するかを苦労しました。 作品は3cmの厚みがあり、板を削って表情をつけています。一削りする度に、その存在にリアリティを感じて表現しました。もっと言うと、そこに生きる意味を感じていたかもしれません。北斎の理知的な作品の構成と、私の彫りが生み出す情緒的な表情とのコントラストを体感頂けたら嬉しいです。 【戦後のサブカルチャーと自然に根ざした価値観を探求するー若佐慎一の制作観】 私は幼少時から、漫画、ゲーム、アニメといった戦後に生まれたサブカルチャーを通じて、美的センスだけでなく、人間関係、歴史、文化を学び、その影響を深く受けてきました。敗戦国としての日本の悲哀を背景に生まれたこれらのサブカルチャーは、私の価値観や感性を形成する中心的な存在でした。 その一方で、アーティストとしてのキャリアにおいては、国土の約7割が森林に覆われた日本の独特な自然環境と、自然に根ざした価値観や生き方に焦点を当てて制作しています。 人間と自然という2つのものの関係を探求した制作を続けています。 【北斎の創作意欲から受けた大きな刺激】 北斎は生涯で3万4千点の作品を生み出したとされていて、且つ、年齢を重ねれば重ねるほどに良い作品が生み出せるようになると考えていたと言われています。私自身も、北斎ほどではありませんが多作だと思っています。経験を積み重ねた先の自分の到達できるであろう世界に対して明るい思いがあります。 今回はできるだけ北斎の元の作品の形を崩さずに、制作しようと努めました。 改めて認識したのは、北斎の絵画的な構成の確かさ。普段の作品制作では「こうしたい」という思いが強すぎて視野が狭くなってしまいがちですが、今回は北斎の作品構成に従うことで、そうならない制作方法を実感できたように思います。北斎という他のアーティストの型を自分に落とし込むことで、新たな型を得ることができました。(若佐) Shinichi WAKASA 1982年広島生まれ。 2008年広島市立大学芸術学部美術学科日本画専攻卒業。広島市立大学芸術学部卒業制作買い上げ。 2010年広島市立大学大学院博士前期課程修了。 2013年広島市立大学大学院博士後期課程満期退学。月刊美術 美術新人賞「デビュー」 準グランプリ。 HP https://www.shinichiwakasa.com instagram https://www.instagram.com/shinichiwakasa/ facebook https://www.facebook.com/shinichiwakasawakasa/ X https://x.com/SWAKASA
梶川能一「Ice Cream and Cat」
¥88,000
【販売期間...2024年10月20日~2024年1月20日】 制作年:2024年 作品サイズ:22.7×15.8cm/SM 額サイズ:33.7×26.7cm(職人による作品専用額) 素材:アクリル 支持体:板張りキャンバス 作品に関するコメント: 「アイスクリームと猫」を組み合わせてみました。トッピングたっぷりのダブルのアイスクリーム。甘さやコーンの食感を感じれるように描きました。 作家略歴:KAJIKAWA Yoshikazu 2024年08月 東京 MARK’STYLE (マークスタイル)麻布台ヒルズ店_<個展> 2024年08月 大田 (韓国)DKAF K-artfair daejeon_Daejeon Convention Center _<アートフェア> 2024年05月 釜山(韓国)ART BUSAN 2024_BEXCO _<アートフェア> 2022年05月 アサン(韓国) Yoshikazu KAJIKAWA展 _Asan gallery_<個展> 2024年04月 大阪 SOLO SOLO Exposition _igu_m_art _<個展> 2024年04月 福岡 第13回躍動する現代作家展_躍動する現代作家展賞 _ (福岡アジア美術館)_<コンペティション> 2022年05月 釜山 (韓国) Art Busan 2022 選出された個人ブースでの展示 _BEXCO_ <個展・アートフェア> 現在は主に国内外のギャラリー、アートフェアでの展示を中心にコミッションワークにも取り組んでいます。 ステートメント 『鼻の上に何か』シリーズ : 『鼻の上に何か』が乗っていると面白い。まず、素直にそう思えました。様々な生体をモチーフにしてその生物と意外な組み合わせをします。そのギャプ感で面白みを演出したいと考えている為です。アートは時には「面白く、気持ちを明るく家内も明るく」しなくてはならないからです。今後は身近な動物から未確認生物などと様々な組み合わせで「面白い」を想像しています。 独自の技法による、何層にも組み合わせて毛並みの表現も見どころです。目の仕様も独特で4層以上で重ね、瞳には深みを感じます。毛並みも瞳も、そして鼻の上に乗る「何か」も立体的に盛り上げて制作しています。そのため、照明の当て方や光加減で見え方に違いがその都度変化が生じます。写真では伝わらないため、動画でもご案内しております。この機会に映像で様々な作品の角度と光と影の違いをご覧いただければ幸いです。 ○HP https://yoshikazoo.com ○Instagram https://www.instagram.com/yoshikazoo.k/ ○YouTube https://www.youtube.com/channel/UCdd475-eq0njyWLYltL0uPw/videos
梶川能一「Pizza and Cat」
¥88,000
【販売期間...2024年10月20日~2024年1月20日】 制作年:2024年 作品サイズ:22.7×15.8cm/SM 額サイズ:33.7×26.7cm(職人による作品専用額) 素材:アクリル 支持体:板張りキャンバス 作品に関するコメント: 「ピザと猫」を組み合わせてみました。具沢山で、3種のチーズ盛りです。トマトやオリーブもしっかりとトッピングされた具沢山のピザ。(トマトはリアルに表現)「猫にピザ」という接点を感じられ無いところが面白く、制作しました。 作家略歴:KAJIKAWA Yoshikazu 2024年08月 東京 MARK’STYLE (マークスタイル)麻布台ヒルズ店_<個展> 2024年08月 大田 (韓国)DKAF K-artfair daejeon_Daejeon Convention Center _<アートフェア> 2024年05月 釜山(韓国)ART BUSAN 2024_BEXCO _<アートフェア> 2022年05月 アサン(韓国) Yoshikazu KAJIKAWA展 _Asan gallery_<個展> 2024年04月 大阪 SOLO SOLO Exposition _igu_m_art _<個展> 2024年04月 福岡 第13回躍動する現代作家展_躍動する現代作家展賞 _ (福岡アジア美術館)_<コンペティション> 2022年05月 釜山 (韓国) Art Busan 2022 選出された個人ブースでの展示 _BEXCO_ <個展・アートフェア> 現在は主に国内外のギャラリー、アートフェアでの展示を中心にコミッションワークにも取り組んでいます。 ステートメント 『鼻の上に何か』シリーズ : 『鼻の上に何か』が乗っていると面白い。まず、素直にそう思えました。様々な生体をモチーフにしてその生物と意外な組み合わせをします。そのギャプ感で面白みを演出したいと考えている為です。アートは時には「面白く、気持ちを明るく家内も明るく」しなくてはならないからです。今後は身近な動物から未確認生物などと様々な組み合わせで「面白い」を想像しています。 独自の技法による、何層にも組み合わせて毛並みの表現も見どころです。目の仕様も独特で4層以上で重ね、瞳には深みを感じます。毛並みも瞳も、そして鼻の上に乗る「何か」も立体的に盛り上げて制作しています。そのため、照明の当て方や光加減で見え方に違いがその都度変化が生じます。写真では伝わらないため、動画でもご案内しております。この機会に映像で様々な作品の角度と光と影の違いをご覧いただければ幸いです。 ○HP https://yoshikazoo.com ○Instagram https://www.instagram.com/yoshikazoo.k/ ○YouTube https://www.youtube.com/channel/UCdd475-eq0njyWLYltL0uPw/videos
林不一「秋懐(しゅうかい)」
¥99,000
【販売期間...2024年10月20日~2024年1月20日】 制作年:2024年 作品サイズ:27.3×22cm/3F 額サイズ:42✕34cm 素材:日本画絵具 支持体:和紙 作品に関するコメント: 秋の風が吹いて、少しの間、何か物思いが過ぎる女性を描いた。 作家略歴:HAYASHI Fuitsu 京都府出身、在住。同志社大学・大学院にて経済学・社会学を学んだ後、京都造形芸術大学の日本画コースを卒業。2018年頃より本格的に作家活動を始める。女流画家協会展入選、美の起原展奨励賞受賞、月刊美術新人賞デビュー2019入選> ステートメント 伝統的日本画表現を受け継ぎつつ、次代においても新鮮さを失わないように、私なりの新しい表現も取り入れて、日本画というものを描き続けたい、繋ぎ続けたいと思っております。 ○Instagram https://www.instagram.com/fuitsu.h ○Twitter https://x.com/fuitsu_h ○FACEBOOK https://www.facebook.com/fuitsu.h
林不一「好事家」
¥49,500
【販売期間...2024年10月20日~2024年1月20日】 制作年:2024年 作品サイズ:22×16cm/SM 額サイズ:32×26cm 素材:日本画絵具 支持体:和紙 作品に関するコメント: 作家が集めている骨董への愛を、骨董の自由闊達な絵柄に相応しく、軽やかに描いた。 作家略歴:HAYASHI Fuitsu 京都府出身、在住。同志社大学・大学院にて経済学・社会学を学んだ後、京都造形芸術大学の日本画コースを卒業。2018年頃より本格的に作家活動を始める。女流画家協会展入選、美の起原展奨励賞受賞、月刊美術新人賞デビュー2019入選> ステートメント 伝統的日本画表現を受け継ぎつつ、次代においても新鮮さを失わないように、私なりの新しい表現も取り入れて、日本画というものを描き続けたい、繋ぎ続けたいと思っております。 ○Instagram https://www.instagram.com/fuitsu.h ○Twitter https://x.com/fuitsu_h ○FACEBOOK https://www.facebook.com/fuitsu.h
納義純「旅立ち」
¥137,500
【販売期間...2024年10月20日~2024年1月20日】 制作年:2023年 作品サイズ:35×35cm 額サイズ:45×45cm 素材:ミクストメディア、木材 支持体:木材 作品に関するコメント: 日常の慌ただしい生活の中、誰もが少年時代に想い描いていた夢や希望を忘れかけて大人になっていく……。新たなる世界を求めて旅立とうとする気持ちを少年時代の自分に重ね合わせて描きました。 作家略歴:OSAME Yoshizumi 1975年 京都府生まれ 2001年 武蔵野美術短期大学美術科卒業 2014年 雪梁舎フィレンツェ賞展佳作賞 2019年 美術新人賞デビュー2019入選 2021年 吉井淳二記念絵画大賞展大賞 2023年 アーティストメイドのおもちゃ展(日本橋高島屋) 現在、白日会会員 ステートメント 父が大工だったため、作業場から聞こえる木を切ったり、金槌で叩く音、木の香りを少年時代から身近に感じていた。時が経ち、父は大工を廃業し、久しぶりに帰省すると作業場は静寂につつまれていた。上京した後、油絵を描いているが、少年時代の記憶から木を用いた作品もたまに作る。木の香りや削る音などを聞くと懐かしくもあり少年時代に帰ったような気持ちになる。木を使用した制作は私のアイデンティティを思いお越し、少年時代の夢や希望を今の自分を通して作品として紡いでいく一つのツールだ。 ○Facebook https://www.facebook.com/yoshjzumi.osame/ ○Instagram https://www.instagram.com/yoshizumi_osame/ ○Twitter https://x.com/5gdscn9q2dg2agk
納義純「旅立ち~銀河鉄道~」
¥55,000
【販売期間...2024年10月20日~2024年1月20日】 制作年:2023年 作品サイズ:15.8×22.7cm/SM 額サイズ:31×38cm 素材:ミクストメディア、木材 支持体:木材 作品に関するコメント: 日常の慌ただしい生活の中、誰もが少年時代に想い描いていた夢や希望を忘れかけて大人になっていく……。新たなる世界を求めて旅立とうとする気持ちを少年時代の自分に重ね合わせて描きました。 作家略歴:OSAME Yoshizumi 1975年 京都府生まれ 2001年 武蔵野美術短期大学美術科卒業 2014年 雪梁舎フィレンツェ賞展佳作賞 2019年 美術新人賞デビュー2019入選 2021年 吉井淳二記念絵画大賞展大賞 2023年 アーティストメイドのおもちゃ展(日本橋高島屋) 現在、白日会会員 ステートメント 父が大工だったため、作業場から聞こえる木を切ったり、金槌で叩く音、木の香りを少年時代から身近に感じていた。時が経ち、父は大工を廃業し、久しぶりに帰省すると作業場は静寂につつまれていた。上京した後、油絵を描いているが、少年時代の記憶から木を用いた作品もたまに作る。木の香りや削る音などを聞くと懐かしくもあり少年時代に帰ったような気持ちになる。木を使用した制作は私のアイデンティティを思いお越し、少年時代の夢や希望を今の自分を通して作品として紡いでいく一つのツールだ。 ○Facebook https://www.facebook.com/yoshjzumi.osame/ ○Instagram https://www.instagram.com/yoshizumi_osame/ ○Twitter https://x.com/5gdscn9q2dg2agk
梶川能一「Pizza and Cat」¥88,000
梶川能一「Ice Cream and Cat」 ¥88,000
大垣書店麻布台ヒルズ店にて
「オマージュ北斎」全23点 展示中(10月30日まで)