Kou《挿絵》
¥220,000 税込
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※この商品の販売期間は2024年11月1日 00:00 ~ 2024年12月20日 17:00です。
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サイズ 71×43cm
素材 キャンバスにUV積層プリント
アクリル額装
2024年制作
【イラストレーター・Kouが『釈迦御一代記図会』挿絵をオマージュ】
普段自分が描いているモチーフや世界観から、妖の姿が描かれている作品の方がオマージュしやすいだろうという思いが元々ありました。なので、今回は範囲を絞ってそういった作品を探していくところから始めました。結果的にぜひ自分で描いてみたいという作品に出会えて良かったです。
【北斎の写実的表現に、自身の朱色と緑のコントラストを加えて描いた霊鬼】
北斎のタッチに寄せすぎず離しすぎず、自分の作品に落とし込むにはどうすれば良いか迷いました。そこで今回はモチーフや主題を拝借するという形で、思い切ってデザインや色味を自分の普段の制作に近づけて出力しました。
また元絵における北斎のモチーフに対する解釈を読み解き、自分なりに翻訳する作業も行いました。具体的には鬼(八面九足の霊鬼)の手足の皮膚のシワや細かい毛の部分などで、元絵の要素を落とし込んでいます。
作品を描く上で『八面九足の霊鬼』の迫力を前面に出すことが最低条件だと思い、何度も表情の調整を行いました。また髭や髪の毛の表現、そして周りのエフェクトの流れにも気を使いました。それらの要素に注目して見ていただけると幸いです。離れて見た時の全体の色味も個人的に気に入っています。
【空想の世界やキャラクターの最良の絵画化ーKouの制作観】
一貫したテーマはなく、自分が思い描いた空想の世界やキャラクターを、どうすれば一番良い形で画面に落とし込めるかを重視して作品を制作しています。
描かれているキャラクターのデザイン、表情、複数いる場合はその関係性、構図、色の配置など、イメージそのもので自分の作品の特性を出していけたらと考えています。
【北斎の綺麗な構図が様々なアイデアを提示してくれた】
北斎は、モチーフ単体で見た時のフォルムの美しさもさることながら、全体の構図の収め方がとにかく綺麗だなという印象です。自分も普段の制作において構図は特に気にする要素なので、参考にできる部分は非常に多くあると感じています。
そもそも明確に誰かの作品をオマージュして制作するという機会は自分にとっては少ないので、そこで生まれるプロセスはどれも有意義なものでした。今回の制作では、自分ひとりで生み出す時とはまた違った視点から、様々なアイデアを提示してくれているような感覚がありました。(Kou)
Kou
人間と妖の共存を描くイラストレーター。SNSを中心に活動しており、主にCDジャケットのアートワーク、MVイラスト等を手掛ける。
X https://x.com/tamagosan1001
Instagram https://www.instagram.com/kou.7684/
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