うめ《北斎とコマ》
¥110,000 税込
※この商品の販売期間は2024年11月1日 00:00 ~ 2024年12月20日 17:00です。
別途送料がかかります。送料を確認する
サイズ 6F(41×31.8cm)
素材 キャンバスプリントに水性マーカーの手彩
限定刷部数(ed.)5
[エディション番号は選べません]
2024年制作
【漫画家・うめが人間北斎をオマージュ】
図録を眺めているうちに、作品そのものよりも、作品を通じて見えてきた北斎自身の人間性に興味を持ちました。
そんなとき、もしも北斎が現代に生きていたら、間違いなくコマを割ったはず!と閃きました。北斎が現代風の漫画も描いたという想定で、たくさんの作品をコラージュのように入れ込むことにしました。
【数々の絵図が北斎の画境を語る】
どの作品をモチーフとするのかにいちばん手間取り、すみだ北斎美術館に2回行き、映画を3本みて、kindleで手に入る画集は、ほぼほぼすべて目を通してイメージを固めていきました。その結果、『八十三歳自画像』メインに、『冨嶽三十六景 神奈川沖浪裏』の波を背景にして、『北斎漫画』『富嶽百景 海上の不二』『花魁図』『罌粟』『扇面散図』『梅樹』『冨嶽三十六景 深川万年橋下』『桔梗に蜻蛉』『牡丹に蝶』『蛸図』を登場させました。
じっくりと眺めて探して楽しんでください。
【現実に悩みつつも背負った理想を描く!! ーうめの制作観】
伝えたいテーマは作品ごとに違うけれど、主人公にはいつも「理想」を背負わせるようにしています。理想と現実のあいだで、リアルな社会を生きる我々は時として「現実」を優先してしまうこともあります。もちろん主人公たちも理想と現実のあいだで、あれこれ悩むのだけれど、ウチの主人公たちは、最後の最後では「理想」を必ず選択します。
【作品と向き合って知り得た北斎の心の叫び】
北斎は生粋の天才だと思っていたけれど、実は結構長いあいだ足掻いていて、自身のスタイルを確立したのは、かなり晩年になってからなんですね。「あと10年の寿命があれば、5年の寿命が保てれば本当の絵師になれるのに」という北斎の死の直前の有名な言葉は、ちょっと謙虚すぎるだろう、と思っていたけれども、いまは真の心の叫びだったんじゃないかと思えるようになりました。
今回北斎を描いてみて、漫画家以外で特定の作家とここまで向き合った経験はなかったので、とても良い機会をもらったと思っています。
北斎漫画の中に、黒の枠線を超えて、人物や物を配置することでより絵をダイナミックに見せる、漫画でも日常的に使う手法が使われていたことを絵を描くことで発見しました。この発見は、私にとって嬉しい収穫でした。(うめ)
Ume
シナリオ担当・小沢高広、作画担当・妹尾朝子からなる二人組漫画家。代表作は『東京トイボックス』シリーズ、『STEVES』など。
X https://x.com/ume_nanminchamp
オンデマンド作品についてのお願い
この作品はオンデマンドで制作いたします。下記をご了承ください。
【納期】
当選が確定してから商品到着まで60日前後お時間をいただきます。また着日、時間指定はできません。
【返品】
商品に欠陥がある場合を除き、返品には応じません。また返品希望の連絡は作品到着後、電話またはメールにて、8日以内にお願いします。返品時の送料はお客様負担となります。
-
レビュー
(0)
-
送料・配送方法について
-
お支払い方法について
¥110,000 税込