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水島篤《大禍時之竜》

¥770,000 税込

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抽選販売

応募期間:2024年10月2日 00:00 〜 2024年10月30日 17:00

当選結果発表日時:2024年10月31日 15:00

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サイズ 20F(72.7×60.6cm)
素材 麻紙、墨、岩絵具、真鍮泥
額付
2024年制作

【日本画家・水島篤が『八方睨み鳳凰図』をオマージュ】
 北斎『鳳凰図』(岩松院)は、画面全体の暗さから際立つ鳳凰の輝き、赤と緑の対比……いくつものコントラストがとても印象的な作品。鳳凰という架空の存在と、存在はしたものの想像によるイメージに依るところが大きい恐竜というモチーフの関係性は近いものを感じました。鳥を参考にするという部分もリンクしています。もとより緻密な作業を好む自身の性格もあり、これ程今回オマージュするにあたり最適な作品はありません。

【恐竜の鱗は近目でも遠目でも楽しめる表現に】
『八方睨み鳳凰図』の印象的な色味をどう恐竜に当てはめるか。使用されている色味を恐竜のカラーリングに利用する事は初めから考えていましたが、私の技法上複雑な色数を自然に盛り込むにはとても神経を使う作業になるために楽しくも難しい表現をする形となりました。
 鱗の表現には、それ1つの色味、周辺の鱗と合わせての色み、全体を眺めた時のその色味と様々な見え方をしています。近目でも遠目でも楽しめる表現ですのでじっくり味わってください。また、ゴツゴツとした鱗に対して首に生えるふわふわな羽毛の質感の違いも。物質感の強い岩絵具だからこそ生々しく存在しています。

【岩絵具×恐竜が時間旅行へ誘うー水島篤の制作観】
 圧倒的な熱量を誇る恐竜というモチーフを通し 私の持つ色と形の世界を表現しています。深みを与える綿密な色の選択と配置、緊張感を持った線の走り。そして岩絵具×恐竜の組み合わせでしか発することができない真に迫る存在感は1枚の平面ながら、そこに籠る悠久の時を感じ時間旅行へと誘います。日本画の表現感覚を享受し、かつこれまでに無い表現をもって新しくも懐かしいという安心感のある感情を大事にしています。

【北斎は姿勢と技術の面で一生学べる存在】
 好きな事を突き詰めた先に奇想天外で唯一無二の存在となった画家。表現者としての在り方は理想であり、日本画の制作に携るようになってから要所要所でその存在が助けになってきまきた。姿勢という面でも技術的な面でも一生学べる存在。(水島)

※月刊美術10月号の作品説明に誤りがありました。お詫びして、訂正いたします。

Atsushi MIZUSHIMA
1990年東京都町田市生まれ。
2009年東京都立駒場高等学校卒業。
2019年東京藝術大学 美術学部絵画科日本画専攻卒業。
全国百貨店などで個展開催。ONE PIECE 20th×京都「京都麦わら道中記~もう一つのワノ国~」作画参加、掛け軸制作ほか
(アーティスト写真撮影 山下武)

HP http://atsushimizushima.com
X https://x.com/ats90922

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